スタッフブログ

「いのちをつなぐ学校」スタッフ
による活動報告です。

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出張授業に行ってきました

2023.09.05

こんにちは。「いのちをつなぐ学校 by SARAYA」のスタッフの細川です。

実施から少し時間があいてしまいましたが、
高校に出張授業に行ってきましたので、本日はその時のお話をさせていただきます。
今回ご依頼いただいたのは、前年もご依頼いただいて授業を実施した東京のとある高校。

「パーム油」について、具体的な事例やデータなどをお話してほしい、というリクエストがあり、行ってきました!

ところで、みなさんは「パーム油」という油の存在はご存知ですか?
前回・前々回のスタッフブログをご覧になられた方は、
もうご存知かもしれませんが、知らないよという方へ簡単に↓

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「パーム油」とは、実は私たちが普段1番食べている油のことで、わたしたちの生活になくてはならない重要な油です。主に“植物油脂”と記載されていることが多いですが、食べ物以外にも、生活日用品などにも使用されています。

 

しかし、世界中で大量消費されているがゆえに農園が急速に拡大し、主な生産地であるマレーシア・ボルネオ島(インドネシアではカリマンタン島と呼ばれます)などにおいて、環境破壊や動植物の絶滅危機、労働の問題など、さまざまな問題が起こっています。

サラヤは、こうした問題を解決すべく、2004年から「ボルネオ環境保全プロジェクト」を続けています。

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話を戻しまして、
こちらの学校では、すでにパーム油に関連する問題は授業で扱っていたようで、より詳細のお話をとのことでした。(高校の授業で取り上げるほど、理解と認識が広がってきているんですね)

今回は、参考資料として、認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパンが毎年発行している「パーム油白書」をもとに授業を進めていきました。

「パーム油白書」とは、パーム油・パーム核油関連の統計グラフはもちろん、
日本企業におけるパーム油関連商品の油使用量や認証品の使用比率など、RSPOに加盟している各企業の取り組み等を知ることができる白書です。

また、私が出張授業1か月前にボルネオ現地視察に行ってきたこともあり、現地の様子もあわせて少しお話させていただきました。

▽現地に行った際の写真

写真下は、上空から見た一面広がるプランテーション
最近では、環境や動物に配慮した農園経営や取り組みを行っている農園も増えてきています。

授業を終えて、先生から「実体験を踏まえた話で、環境保全の重要性を生徒が体感することができました。また、科学的に正確なデータの分析も授業内で重要視していますが、様々な数値を出して説明いただいたことで、数値の扱い方についても生徒にとって大変勉強になりました」などのお声をいただきました。

ボルネオに関する動画「サラヤとボルネオの話」もありますので、お時間ある時に是非見てみてくださいね!

https://www.youtube.com/watch?v=j8eM58iWm4g

 

以上、今回は出張授業の一部ご紹介をさせていただきました!